実家です
今朝実家に帰ってきました。
怒涛の12月もやっと今日で終わり。
暖かい布団に包まって、2017年を待っています。
僕は19歳まで、実家にいるときは音楽をやっていなかったので、ここには楽器もありません。
毎日が刺激的な世界ですし、常に神経を尖らせているので、ここでぼーっとしてると全部が夢みたいです。
紅白はちょっとスルーしたいですね笑
でも、そんな夢の様な日々の余韻に浸っています。
それにしても今年もいろんな人と出会い、いろんな曲を作らせてもらった素敵な一年でした。
また、作った曲の半分以上は、来年以降に出る曲なので、2017年もとても楽しみです。
年末は、加藤登紀子さんのほろ酔いコンサートに行きました。
昨年以来だったのですが、やっぱり良かった。
いろんな言葉が胸に響きました。
「時には昔の話を」は、僕が大学生時代、学生寮のみんなとよく歌っていたですが、
そういえば昨年末に舎監長先生が亡くなってから、聴いたのは初めてで、思い出がいっぱい溢れました。
それから、お客さんのほとんどが還暦を迎えた方々でしたが、
登紀子さんが、今年亡くなられた永六輔さんとの話をされた時、
「わたしたちが一生懸命、必死で生き抜いた人生は、きっと受け継いでくれる人がいるから、大丈夫」
その様なことを言ったのがすごく沁みました。
最後お客さんがスタンディングで、幸せそうに肩を組みながら、「知床旅情」を一緒に歌っていたのが素敵でした。
僕が生まれるより前の曲です。
音楽が、いろんな思い出を運んでくれている。
登紀子さんが51年間も歌い続けているのだから、みんなの思い出の数もすごいわけです。
流行りの音楽を追いかけるばかりでは、本当にやりたかったことを見失ってしまいがちですが、
ちゃんと人の生きる力になれる、そんな音楽を来年もコツコツ作っていきたいと思います。